2010年9月14日火曜日

フェラーリ競り勝つ!


F1イタリアGPは、フェラーリのアロンソが優勝。フェラーリは1,3フィニッシュ。2位はマクラーレンのバトンでした。

このレース、ポールポジションはアロンソ。2番手がバトンでしたが、はっきりいってこのモンツァ・サーキットでは1,2番グリッドの意味はありません。ていうか2番のほうが有利じゃないの?と思ったら、やはりスタート最初のコーナーでバトンがアロンソを抜き以降終盤のタイヤ交換までバトンをアロンソが追いかける展開になります。しかしバトンのちょっとしたミスでテールトューノーズまでアロンソが迫ったあとピットイン。ピットスタート、先にピットインを済ませたバトンが迫る、ここのぎりぎりの競り合いに勝ち、アロンソがトップに立ち、あとはそのままチェッカーフラッグでした。

F1に限らずレースの見どころはスタート直後とピットインなのですが、まさにそれを象徴するようなレースです。ぼくはアンチマクラーレン、フェラーリ至上主義者なので、うれしいですね。

90年代前半までのF1ブームの頃とは異なり、今はたまにしか観ないのですが、ぼくのなかで一番かっこよかったレーサーは、ナイジェル・マンセルです。しかもウイリアムズでチャンプになったときではなく、フェラーリのときのマンセルですね。マクラーレンのプロストやセナが圧倒的だったときのです。フェラーリは、万全ならスピードは申し分ない、でもセミオートマティックシステムを導入したばかりのトランスミッション系がもろくて完走すら危ういような脆さを持ってました。そんななかでごくたまに、とくに地元イタリアで優勝したときの歓びは、フェラーリファンにはたまらないのです。マクラーレンみたいに完璧じゃなくて、フェラーリは美しくて速いけれども脆い、そこがいいんですねー。そこにマンセルの荒々しいけれども凄腕のドライバーがいたことで、あのときは大好きでした。

フェラーリ。永遠に乗ることはできないでしょうが、大好きなブランドです。

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