2010年1月21日木曜日

愛するバルサ

こんにちは。

バルサって外国に残してきた彼女の名前・・・じゃありません。いうまでもなく、FCバルセロナ。日本のサッカーに興味がない非国民なぼくが愛する欧州フットボールで、イングランドプレミアリーグとならぶ最高峰のリーガエスパニューラプリメーラの常に優勝を争う名門クラブです。2009年は、08/09シーズンのリーガ、欧州チャンピオンリーグ、スペイン国王杯、クラブワールドカップの4冠を制し、現在09/10シーズンでは国王杯こそ敗退したものの、リーガの首位を無敗で走っている、現時点最も完成度が高いと思われるクラブです。そしてぼくがこよなく愛するクラブです^^

バルサの特徴は、緻密なパスワークに高度なテクニック/スピードが加味された攻撃的で美しいプレイスタイルにあります。別の言い方をすると個人技とチームプレイが絶妙にかみあってると言いましょうか。常時中盤から敵陣でボールをキープし回しながら隙間をさぐり、見つけると針の穴をとおすようなスルーパスやメッシに代表される光速ドリブルで突破してゴールに迫ります。そのため、ディフェンスラインが高く、中盤から敵陣でプレスをかけて相手のボールを奪う守備戦術ですので、もしボールを奪い損なうといわゆるカウンターアタックで一気に自陣に敵がつっこんでくる危険があり、実際そういうシーンが結構あります。ただ、そのリスクもおもしろさのひとつです。またバルサのすごいところは、攻撃参加しているディフェンダーの戻りが速いので簡単にカウンターはとれません。また主将プジョルを中心としてラインの統率もとれています。カシージャスに隠れがちですが守護神バルデスの能力の高さも光りますね。

昨年の移籍でエトーが抜けて、イブラヒモヴィッチが加わったとき、決定力においてはまったく問題ないけれども、イブラはエトーほど守備をしないのでは?という不安がる意見が多かったです。センターフォーワードなのに守備???って思うひとがいるかもしれませんが、前述したようにバルサのディフェンスは中盤から敵陣でのプレスで行うため、こういう意見が出てくるんですね。個人的には、ここまで観ていて、確かにエトーほど守備はしないかもしれませんが、その分エトーとは全く異なるポストプレイ、それも強靱なフィジカルと繊細なテクニックに裏打ちされた究極のポストプレイがバルサに加わった分、プラスだと考えています。

バルサのもうひとつの特徴は、下部組織(カンテラ)で育てた選手を中心としたチーム作りです。これはレアルなど一部のクラブをのぞけば、バルサだけでなくスペインリーガの特徴でもあるのですが、バルサの場合はイニエスタ、メッシ、シャビ、プジョル、最近でもペドロ、ボージャンとチームの柱であるだけでなく、世界トップレベルの選手を出しているのが特徴です。アーセナルに引き抜かれたセスクもそうですね(バルサは思い切り後悔していて、二度とそうならないように気を配っています)。いわゆる「生え抜きの選手」主体のチーム作りはジャンルを問わずファンにとって魅力ですよね。プロ野球ならタイガースファンであるぼくですが、アニキは大好きだし矢野も下やんも彼らがいるから今の強さがあると思ってはいても、先般引退した赤星を筆頭に、鳥谷や関本が活躍してくれることが何よりうれしいし、はやく桜井あがってこいよ!という気分になるのも生え抜きだからこそです。バルサにしてもカンテラ出身の新人が出場して活躍したときは熱狂的な歓迎を受けるのですが、当然ですね。補強はあくまで補強であって主力が全部補強組になっちゃったらぼくは少なくとも興ざめですから。。。

ちなみに就任一年目にして最強のクラブに押し上げたグアルディオラ監督自身、カンテラ出身の1990年代のバルサのスーパースターです。クライフ率いるドリームチームの中盤の要。名選手必ずしも名将にあらずという言葉は彼には無縁でした。冷静でありながらめちゃくちゃに熱い男です。しかも男前。。。^^;

バルサの魅力はまだまだ語り尽くせませんが、今回はこのへんにしておきます。これからも熱い、バルセロニスタでありたいと思うのであります。

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