2010年4月12日月曜日

エル・クラシコをバルサが制す!

こんにちは。

土曜日深夜のレアルマドリード-バルセロナ戦、いわゆる「エル・クラシコ」は最高の試合でした。
レアルのホーム、ベルナベウで行われること、勝ち点77で並び得失点差でレアルがわずかにリードしていてこの試合後残り7節という状況、またCLのベスト4に残ったバルセロナに対して1回戦で敗退し、タイトルはこのリーガしか残されていないレアルという事態のなかで、レアルにとっては絶対に負けられない試合でした。

序盤から双方ともに相手の攻撃を早めに封じるプレッシングの嵐!ものすごい速度で試合が進みます。何よりもスタジアムの熱気ときたら背筋がゾクゾクするくらいすごいです。もちろん阪神タイガースが甲子園球場でやるみたいにほとんどがレアルのサポーターなので、バルサがボールと持つだけで大ブーイング。

レアルが若干押し気味ではあるものの、双方ともに決定的チャンスがないままに迎えた前半33分、メッシのパスをワンタッチでチャビが浮かせたボールをメッシがトラップで右にかわし先制を奪います。頭じゃなくあうんの呼吸で行われる精密な連携がチャビとメッシの超人的な個人技と組み合わさって生まれるこういうプレイ、ここにバルサの強さがあります。

ホームで先制された時点でレアルは不利。この日のC.ロナウドは前半から後半にかけて良い動きをしていたし、決定機もありました。個人技だけ比較すればロナウドはメッシと互角以上かもしれない。けれども、特に強者同士の戦いは個人技だけでは打開できません。バルサにはカンテラで心と体にしみこんだ無意識の呼吸があります。レアルにはそれを感じませんでした。実際に後半2点目を決めたのはバルサの売り出し中ウインガー、ペドロ。やはりチャビのパスを受けてのゴール。すなわち、チャビ-メッシ、チャビ-ペドロ、結局カンテラ出身の選手が点をもぎとっています。

バルサはロナウドとマッチアップしたピケが本当によくがんばって抑えました。
一方、レアルはグティやラウールのようなレアルで育った選手をなぜ早めに使わなかったのか不思議です。特に終盤、キラーパスでチャンスを作り続けたグティはスタメン起用で良かった気がします。まあ、色々な事情があるのはわかりますが・・・・

いずれにしても、バルサは首位奪還です。まだ7試合もありますので、これからが勝負ですが、有利であることには間違いありません。なぜならリーガのルールでは、勝ち点が同じなら直接対決で勝ち越したほうが優勝だからです。つまりバルサがあと1敗し、レアルが全勝しても直接対決を2度とも制しているバルサの優勝になるからです。

もっともこれは計算であって、お互い残り全勝に向かって突っ走るだけですが・・・

http://www.youtube.com/watch?v=ECZbyYOz4co

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