2010年5月5日水曜日

書物の形

こんにちは。

急に夏が来たみたいな気候ですね。でもGW開けたら大阪は気温が下がるらしく、調整が厄介な季節です。
GWはどうしてましたか?ぼくは出不精なので多くの時間をツンドク状態の本を読んだり、同じくツンミル?状態のDVD鑑賞に費やしました。おたくですねえ。。。

書棚を漁っていると懐かしい本が出てきます。ピンチョンのは比較的最近買ったので別として、後は古いものばかり。



でも昔の本は装丁も紙の質も良いので、箱が少し傷んでいる程度で中身は何の問題もないです。見ていて美しいと思いませんか?特にボオドレエル全集などは、写真ではわかりにくいのですが、ワインレッドのまるで聖書のような材質の装丁でして、見ているだけで幻想的な世界にひきこまれそうになるくらい素晴らしい出来です。

前にも書いたかもしれませんが、本は単に活字だけじゃなくて、装丁も含めて本だと思っています。要するに書物ですね。最近ではリンクを使用したハイパーフィクションという形も登場していますが、古文書の類からこのような単行本、文庫本など書物には様々な形が存在します。その形を含めて本だと思うのです。ですから、できれば最初に世に出てきた形を手に入れたい、つまり単行本で出てきたのなら初版、古いものであればあるほど最初に発行されたものを読みたい。

まあ予算的なものがありますから、程度問題ですが、何でも文庫本で済ませてしまうのはもったいないと思います。古典ならネットで読める時代になっていますが、これはぼくからみると論外かな・・・。

美しい本は、その存在自体がひとつのアートです。今は何事も効率と合理性が優先する時代になってしまったのが残念ですが、アートとしてこだわりを持って世に送り出されたかつての本は古本屋で手に入ります。お気に入りの本があれば、ぜひ初版に近いものを手に入れて見てください。

さあ、明日からまた仕事だ。。。。

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